- 2022/12/28 掲載
寒波で操業停止の米製油所、再開急ぐ 1月にずれ込む施設も
これらの製油所の処理能力は日量約358万バレルで、国内の自動車燃料の約20%を供給している。ディーゼルなど燃料価格高騰を受け、停止前までほぼフル稼働の状態だった。
ガソリン小売価格は今週、メキシコ湾岸沿いで上昇したが、全米の価格は影響を受けていない。
大半の製油所では被害が軽微にとどまっている。関係者によると、メキシコ湾岸では気温が氷点下8度まで下がり、複数の施設で一部の機器が凍結し、コジェネレーション(熱電併給)システムが作動しなくなったという。
テキサス州ヒューストン近郊にあるモティバとペメックスの製油所は、1月の第1週または第2週に再稼働がずれ込むことが、州への届け出や関係者の話で明らかになった。
一方、トタルエナジーズは先週末にコジェネレーションシステムの復旧作業に着手し、エクソンモービルはフル稼働に近い状態まで作業が進んだ。
関係者によると、モティバに次ぎ湾岸で2番目に大きい製油所を運営するマラソン・ペトロリアムは、今週末までの生産再開を目指しているという。
いずれの企業も直接コメントしていない。
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