• 2023/01/10 掲載

中国銀行間市場金利が上昇、低コスト資金調達活発化 人民銀は警戒

ロイター

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[上海 10日 ロイター] - 中国銀行間市場で10日、需給が引き締まり、一部金利が過去最低水準から上昇した。このところの金利低下を受け、国債などへの投資資金を調達する動きが出た。

国家銀行間資金調達センターのデータによると、9日の翌日物レポの取引高は7兆4500億元(1兆1000億ドル)に急増し過去最高を記録した。

投資家は通常、低コストで短期資金を調達して国債に投資するため、銀行間市場の取引高は債券市場のレバレッジの指標とされている。

ある資産運用会社のトレーダーは「5日から一日の取引高が7兆元を超えている」と述べ、その水準だと中国人民銀行(中央銀行)は警戒感を持つと指摘した。

流動性の引き締まりで10日の銀行間市場金利が軒並み上昇。翌日物レポ金利(加重平均)は午後に約46ベーシスポイント(bp)上昇し1.1203%となった。14日物、21日物も20bp以上上昇した。

翌日物金利は、人民銀行が年越え資金の供給を手厚くしたこともあり昨年12月下旬以降1%を下回る水準で推移していた。

しかし一部債券トレーダーによると、年明けにかけて人民銀は資金供給を大幅に絞った。レバレッジの高まりを懸念したとみられる。

人民銀は5日以降、最低限の供給しかしておらず、年初来では実質1兆7000億元以上を吸収している。

ただアナリストは、人民銀が早期に金融政策を転換することはなく、ゼロコロナ政策実質終了後の景気回復を支えるために十分な流動性確保に努めるとみている。

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