- 2023/01/11 掲載
米卸売在庫、11月は1.0%増 借り入れコスト上昇で販売減
[ワシントン 10日 ロイター] - 米商務省が10日発表した11月の卸売在庫は前月比1.0%増と、前月発表された速報値から変わらずとなった。借り入れコストの上昇を背景に販売が減少した。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は改定なしだった。10月は0.6%増えていた。
11月の前年同月比は20.9%増だった。在庫は国内総生産(GDP)の重要な構成要素になっている。
内訳では家具、コンピュータ、専門機器、電気機器、金属、ハードウェア、機械などの在庫が増加。一方、10月に0.5%増加していた自動車の在庫は横ばいだった。
GDP算出に用いられる自動車を除く卸売在庫は11月に1.0%増えた。
11月の卸売売上高は0.6%減。非耐久財の売上高は小幅に増加したものの、耐久財が減少した。10月は横ばいだった。
11月の販売ペースで在庫が全てはけるのに必要な期間は1.35カ月と2020年6月以来約2年半ぶりの高水準となった。10月は1.32カ月だった。
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