- 2023/01/14 掲載
米Wファーゴ、第4四半期は利益半減 不祥事関連費用など重し
調整後1株利益は0.61ドルと市場予想(0.66ドル)を下回った。これを受け、株価は序盤の取引で一時5%超下落した。
信用損失引当金は9億5700万ドル。前年同期は4億5200万ドルだった。貸付金の増加や経済環境の悪化などを反映した引当金増加額は3億9700万ドルだった。
グレートヒル・キャピタルの会長兼マネジングメンバー、トーマス・ヘイズ氏は、Wファーゴの営業損失は訴訟などに関連した「一過性」のものだったが、決算は失望的な内容だったと指摘。「今日発表された大手銀行の決算の中でWファーゴが最も悪い」とした。
非金利費用は前年同期の132億ドルから162億ドルに増加。販売慣行を巡る不祥事に関連した訴訟や顧客への補償、規制対応に関する営業損失として33億ドルを計上した。
純金利収入は45%増の134億ドルとなったが、総収入は前年同期の209億ドルから197億ドルに減少した。
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