- 2023/01/16 掲載
世界の雇用の伸び、今年1%に半減へ=ILO
世界の失業者は300万人増の2億0800万人となる見通し。インフレで実質所得も目減りするとしている。
ILOのリチャード・サマンズ調査局長は「世界の雇用の伸びが鈍化するため、新型コロナウイルス危機で失われた分は2025年まで回復しない」と指摘した。
インフォーマル雇用の削減に向けた進展も、今後数年で逆行する可能性が高いという。
今年の雇用の伸びの従来予想は1.5%だった。
ILOは「多くの労働者は質の低い職を受け入れざるを得なくなるだろう。報酬が非常に低い場合が少なくなく、労働時間が不足することもある」とし「また名目労働所得を上回るペースで物価が上昇する中、生活費危機でさらに多くの人が貧困に陥るリスクがある」と述べた。
世界経済が減速すれば、状況はさらに悪化する恐れがあるという。
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