• 2023/01/18 掲載

カナダCPI、12月は前年比6.3%上昇に鈍化 ガソリン価格下落

ロイター

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[オタワ 17日 ロイター] - カナダ統計局が17日発表した昨年12月の消費者物価指数(CPI)前年比上昇率は6.3%と11月の6.8%から鈍化し、市場予想中央値の6.4%を下回った。ガソリン価格の下落が影響した。ただ、コアCPIの伸びは前月からほぼ変わらず、今月も利上げが実施される可能性が高いとみられている。

前月比では0.6%下落。アナリスト予想は0.5%下落だった。

ガソリン価格が前月比13.1%下落。月間の下落幅は2020年4月以降で最大だった。食品価格は前年比11%上昇。11月の11.4%上昇からやや鈍化した。

中銀が重視するCPI中央値とCPIトリムの平均は5.2%。11月は5.3%だった。変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIの前年比上昇率は5.3%。11月は5.4%だった。

TDセキュリティーズのカナダ担当ストラテジスト、アンドリュー・ケルビン氏は「コア指標の安定は経済がまだ需要超過であり、基調的なインフレ圧力がまん延しているという考えを物語っている」と指摘。カナダ銀行(中央銀行)は月内に0.25%ポイントの利上げを実施し、その後打ち止めにする可能性が高いとした。

短期金融市場が織り込む、カナダ中銀が来週0.25%の利上げを決定する確率は77%と、CPI発表前の70%から上昇した。

CIBCキャピタル・マーケッツのエコノミスト、カリン・シャルボノー氏は「今回のCPIはほぼ予想通りで、われわれはカナダ銀行が来週0.25%ポイントの利上げを行い、その後年内は利上げを停止すると引き続き予想している」と述べた。

CPIを受け、カナダドルは1米ドル=1.34カナダドルに上昇した。

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