• 2023/01/23 掲載

米薬価制度改革は重要な研究領域に打撃も、ノバルティスが警告

ロイター

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[フランクフルト 20日 ロイター] - スイスの製薬大手ノバルティスは20日、米国のインフレ抑制法に盛り込まれた薬価引き下げ計画で、同社の最も期待できる一部の研究分野の活動が妨げられる可能性があると警告し、米政府に新たな規則がもたらす「意図せぬ」影響について再考するよう求めた。

8月に成立したインフレ抑制法の下、高齢者向け公的医療保険メディケアは、薬価引き下げを目指して製薬会社と交渉できるようになる。

低分子医薬品の場合は販売承認から9年後、バイオ医薬品は13年が経過した後、価格交渉の対象となる。この結果、製薬会社の幹部らからは現在、低分子医薬品よりもバイオ医薬品を優先させているとの声も聞かれる。

ノバルティスの米市場新薬担当社長、ビクター・ブルト氏はロイターに対し、同社が力を入れている低分子医薬品に分類されるリボ核酸(RNA)技術あるいは放射性リガンド治療などの有望な新薬の研究開発のやる気がそがれる可能性があると指摘した。

同社が注力する3つの重要テクノロジーの1つであるRNA干渉(RNAi)テクノロジーに基づく同社最初の高脂血症薬「レクビオ」は2021年末に承認された。2つ目の焦点領域の放射性リガンド療法には前立腺がん治療薬「プルビクト」などが含まれる。

ブルト氏は、薬価制度改革が低分子医薬品の研究開発に及ぼす影響について米議会が見解を改めることになお望みがあるとし、患者や業界への影響についての認識を高めるためにあらゆる努力を惜しまないと述べた。

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