- 2023/01/23 掲載
日銀、期間5年の資金供給=1兆円、国債購入促し金利抑制
日銀は23日、金融機関に低利で資金を5年間貸し付ける「共通担保資金供給オペレーション(公開市場操作)」を実施した。規模は約1兆円。投資家に5年物国債などの購入を促すことで、金利抑制につなげる。
日銀は、17、18日の金融政策決定会合で、大規模緩和策を維持した上でオペ拡充を決めた。国債市場では、長期金利の指標となる新発10年物国債を日銀が大量に買い入れて金利を抑え込む中で、償還までの期間が長いほど利回りが高くなる「利回り曲線(イールドカーブ)」のゆがみが指摘されていた。今回の措置などで、10年債利回りだけが不自然に低くなる状態を是正する狙いがある。
【時事通信社】 〔写真説明〕日銀本店=東京都中央区(EPA時事)
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