住商、英国に１．５兆円投資＝脱炭素へクリーンエネ支援

住友商事は１０日、英政府とクリーンエネルギー分野への投資推進を柱とする覚書を締結したと発表した。２０３５年までに洋上風力発電や水素事業に計７５億ポンド（約１兆５０００億円）規模を投資。英国が取り組む脱炭素に協力する。覚書の署名は９日。

住商は英国で洋上風力発電開発や低炭素水素製造事業などに参加。今年５月からロンドン市の地下鉄エリザベス線の運営に東京メトロと参画するなど、英国のクリーンエネルギー分野やインフラへの投資に力を入れている。

来日したグスタフソン投資担当相は「高付加価値の雇用を生み出し、英国経済の成長を後押しするものだ」と歓迎した。

【時事通信社】 〔写真説明〕覚書の調印式に参加した住友商事の森肇常務執行役員（中央左）とグスタフソン英投資担当相（中央右）ら＝９日、東京都千代田区（駐日英国大使館提供）