• 2023/01/23 掲載

EXCLUSIVE-ゴールドマン、収益圧迫の代替投資を圧縮へ=幹部

ロイター

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[ニューヨーク 23日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)グループの資産運用部門は、収益圧迫要因になっている590億ドルのオルタナティブ(代替)投資を大幅に圧縮する方針。同社幹部がロイターに語った。

アセット・ウェルスマネジメント部門の最高投資責任者(CIO)のジュリアン・ソールズベリー氏はロイターのインタビューで、今後数年間かけてポジションを解消し、バランスシート上のこれら資金の一部を外部資本に置き換える予定だと語った。ファンドなどへの投資は続けるので、ゼロになることはないと説明した。

17日に発表した2022年第4・四半期決算は利益が69%減少し、アナリスト予想を大幅に下回った。投資銀行業務やウェルスマネジメント部門が不振だった。

ソールズベリー氏は、2月28日の投資家向け会合で資産に関する計画をより具体的に説明する予定だと述べた。

<環境改善待ち>

決算によると、バランスシート上に保有する代替投資590億ドルは、前年同期の680億ドルから減少。内訳は株式投資150億ドル、ローン190億ドル、債務証券120億ドルなど。

ソールズベリー氏は「明らかに、年後半は資産売却環境が大幅に悪化したため、21年に比べてポートフォリオの利益が減少した」と述べた。

資産売却環境が改善すれば「レガシーバランスシート投資の減少が加速する」と予想。「正常化した年が2、3年あれば(その間に)減少が起こるのが分かるだろう」と述べた。

また、資本市場が低迷する中、顧客はプライベート・クレジットに強い関心を示していると指摘。「投資家は現在の経済環境において、ややディフェンシブながらも高利回りのものを保有するという考えを好んでいる」と語った。

データプロバイダーのPreqinによると、業界全体のプライベート・クレジット資産は15年以降、2倍以上の1兆ドル超に膨らんでいる。

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