- 2023/01/24 掲載
物価高上回る賃上げ焦点=労使代表が論戦―経団連フォーラム
労使の代表が出席する「経団連労使フォーラム」が24日午前、東京都内で開かれ、2023年春闘へ本格的な論戦が始まった。歴史的な物価上昇が続く中、労使双方は賃上げの必要性で一致するものの、手法や引き上げ率などでは立場に開きがある。岸田文雄首相が求める「インフレ率を超える賃上げ」がどの程度実現するかが焦点だ。
経団連の十倉雅和会長は、「今年は賃金と物価の好循環の実現に向けた、正念場かつ絶好の機会だ」と強調。「1社1社の賃金引き上げが、日本全体のモメンタム(勢い)の維持・強化になる」と呼び掛けた。機械・金属産業の中小企業労働組合を中心に構成する産業別労組「JAM」の安河内賢弘会長は「大手と中小の賃金格差は広がっている」と指摘。「物価上昇に見合うベースアップ(ベア)要求をしたい」と語った。
【時事通信社】 〔写真説明〕経団連労使フォーラムであいさつする経団連の十倉雅和会長=24日午前、東京・大手町
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