- 2023/01/26 掲載
ベア7000円以上要求へ=電機連合、「社会に波及を」―23年春闘
日立製作所、東芝など電機メーカーの労働組合が加盟する電機連合は26日、2023年春闘の要求方針案を発表した。基本給を底上げするベースアップ(ベア)の統一要求額は、前年の2.3倍となる「月額7000円以上」とした。
神保政史中央執行委員長は記者会見で、「社会的な波及効果を発揮できる交渉にしていきたい」と強調した。方針案は同日午後に東京都内で開く中央委員会で正式決定する。
急激な物価上昇への対応に加え、賃金の長期低迷からの脱却に向け、25年ぶりの高い要求水準を掲げる。昨年は「月額3000円以上」を要求した。
電機連合は加盟する主要12労組でベア要求額をそろえる「統一闘争」を行う。大手で賃金相場を形成した上、加盟組合全体への浸透を図る。
【時事通信社】 〔写真説明〕中央委員会前に記者会見する電機連合の神保政史中央執行委員長(右)ら=26日午前、東京都内
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