米コカ・コーラ、コスト高で今年も値上げ継続へ

［１４日　ロイター］ - 米飲料大手コカ・コーラは１４日、根強いコスト高に対処するため、炭酸飲料の価格を今年さらに引き上げる方針を示した。販売拡大のために値上げを中止した米競合企業ペプシコとは異なる路線を採る。

コカ・コーラのジェームズ・クインシー最高経営責任者（ＣＥＯ）は、同社が「世界中で」値上げを続けるが、値上げペースは緩やかなものになると説明した。コカ・コーラ製品の平均販売価格は昨年１１％、ペプシコは１４％、それぞれ上昇していた。

同社はまた、今年の１株当たり調整後利益が４─５％増加するとの見通しを示した。リフィニティブＩＢＥＳのデータによるアナリスト予想平均の３％増を上回った。

昨年第４・四半期の１株当たり調整後利益は０．４５ドルで、予想平均と同じだった。