- 2023/02/15 掲載
不退転の決意で経済界リード=豊田章一郎氏死去で談話―3団体トップ
トヨタ自動車名誉会長の豊田章一郎氏が死去したことを受け、経団連の十倉雅和会長ら経済3団体トップは15日、相次いで追悼の談話を公表した。十倉氏は「日本が長期的な経済低迷にあえぐ中、不退転の決意で経済界をリードした」とコメント。日本商工会議所の小林健会頭も「わが国の経済社会の発展のために幅広く尽力された」と財界での活動をたたえた。
十倉氏は、豊田氏が1994年から務めた経団連会長時代に「目指す国の姿、課題解決の道筋を示すビジョンを公表した」と功績を説明。在任中の4年間で35カ国を訪問したことに触れ、「精力的に民間外交を展開した姿が多くの方々の記憶に刻まれている」と振り返った。
また、経済同友会の桜田謙悟代表幹事は15日の記者会見で、豊田氏の手腕について「日本独自の強さを発揮して海外に展開することを実践し、成功した最初の経営者だ」と指摘。「戦後の日本経済がグローバル化し、世界第2位(当時)の経済規模に至るまでの指針となる傑出した経営者だった」と語った。
【時事通信社】
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