- 2023/02/15 掲載
中国地方政府、コロナ対策に昨年少なくとも516億ドル支出
31ある省・直轄市・自治区のうち、少なくとも20地方がコロナ対策費を明らかにしている。
南部の広東省は、ワクチン接種、PCR検査、医療スタッフへの補助金などで711億4000万元を支出。21年のコロナ関連支出と比べ56.8%増加したほか、20年の支出からは2倍以上となり、公表されている20地方の数字の中で最大となった。
ムーディーズのアナリストは、土地売却収入の低迷が続き、財政赤字が高止まりしているほか、直接債務と偶発債務の増加が続くため、23年の地方政府の信用状況はネガティブだとしつつ、景気の回復が進み、減税幅が小さくなれば、一般会計収入の持ち直しを後押しすると予想している。
このほか、東部の江蘇省は昨年、パンデミック対応に423億元を投じ、21年の28倍となった。上海は167億7000万元、北京は約300億元をそれぞれ費やした。
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