- 2023/02/16 掲載
新興国資金流入、1月は過去2年で最大=IIF
23年1月は、中国を除く新興国債券には446億ドルが流入した。
IIFのエコノミスト、ジョナサン・フォーチュン氏は報告の中で「(先進国市場の)利上げペースが明らかに鈍化し、見通しがより良好になったことで、一部の(新興国)市場は再び新規債券を発行できるようになった」と述べた。
今年最初の週は、新興国市場のソブリン債や社債の発行が約280億ドルという記録的な額に上った。
1月は中国の株式への資金流入も大幅に回復。流入額は約176億ドルで、20年12月以来の大きさとなった。
IIFは「中国における規制緩和が市場心理を押し上げた」と指摘した。
中国債券からは25億ドルが流出。過去12カ月中10カ月が流出となった。
地域別では、アジアと中南米の資金流入が大きく、それぞれ344億ドル、159億ドルだった。
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