- 2023/02/16 掲載
テスラ、米国でEV充電を一部開放 政府のインフラ整備に参加
テスラは「スーパーチャージャー」と呼ぶ高速充電器で国内最大の急速充電ネットワークを構築している。一般に開放すれば、テスラ車の競争力を損ねるリスクも伴う。
米政府によると、テスラは2024年終盤までに高速道路沿いに設置された新規および既存のスーパーチャージャー3500基を開放する。また、レストランや宿泊施設で使う充電速度が遅めの「デスティネーション」充電器も、4000カ所で一般利用を可能にする。
バイデン大統領はツイッターに、テスラのEV充電開放は「大きな意義」があり、「大きな変化」をもたらすと称賛。
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は「他のEVを支援できるのは光栄だ」とリプライした。
米政府のネットワークに参加するには「コンバインド充電システム(CCS)」という規格に適合する必要がある。政権側によると、テスラはCCSを自社規格として採用すると確約していないが、基準に適合しなければ政府から資金支援は受けられない。
同社は米国内に1万7711基のスーパーチャージャーを設置しているほか、約1万カ所にデスティネーションチャージャーを展開している。
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