- 2023/02/17 掲載
米SEC、暗号資産テラUSD運営会社と創業者提訴 詐欺の疑い
ニューヨーク州南部地区連邦地裁に提出された資料によると、SECはクォン氏が2018年4月以降に、価値が連動する一連の暗号資産を販売して投資家から数十億ドルを調達したが、その多くは無登録の証券だったと主張。
資料にクォン氏の居住地は記されていない。韓国の裁判所は昨年9月、クォン氏の逮捕状を発布した際、居住地をシンガポールとしていたが、シンガポールの警察当局が否定していた。
テラUSDは法定通貨の価格に連動する「ステーブルコイン」で、かつては時価総額が185億ドルを超え、世界の暗号資産で10位となった。ルナの価値とも連動していた。ただ、5月に1米ドル=1テラUSDのペッグが崩壊し、暴落した。
SECの訴状によると、テラフォーム・ラブズとクォン氏はテラUSDの安定性について投資家に間違った情報を与えたほか、同社が扱う暗号資産の値上がりも約束していた。
ブロックチェーン分析会社エリプティックによると、テラUSDとルナに資金を投じた投資家は推定420億ドルの損失を被った。
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