セガ、年収１５％引き上げ＝人材確保、初任給は３０万円に

ゲーム大手セガ（東京）は１７日、７月から従業員の月額給与を平均で約３０％引き上げると発表した。基本給を底上げするベースアップ（ベア）や退職金の前払い制度導入など報酬制度の改定を行う。年収ベースでは平均で約１５％の増加。優秀な人材を確保して競争力を高めるのが狙いで、大卒初任給は月額２２万２０００円から同３０万円となる。

具体的には、ベアを実施するほか、賞与の一部を月額給与に組み入れて年収に占める基本給の割合を増やす。退職金を前払いで受給できる制度も導入する。ベアの金額などは非公表。契約社員やアルバイトなども正社員に準じる形で待遇改善を検討する。

【時事通信社】