社外取交代なら「経営傾きかねない」＝物言う株主に反論―フジテック社長

エレベーター大手フジテックの岡田隆夫社長は１７日、オンライン取材に応じ、「物言う株主」として知られる香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントが２４日の臨時株主総会に向けて提案した社外取締役全員の交代は「経営権の取得を狙ったものだ」と指摘した。その上で、可決されれば「経営が傾きかねないとの危機感がある」と訴えた。

オアシスは現社外取６人全員の解任と新たな６人の選任を提案。岡田氏はオアシスが推薦した社外取候補について「上場会社経営の経験に乏しいなど適格性に疑義がある。株価を上げるための短絡的な判断がなされ、事業の継続性が絶たれかねない」と強調した。

【時事通信社】 〔写真説明〕岡田隆夫

フジテック社長（同社提供）