中国、不動産市場への民間投資促進へ　試験プログラム開始

[北京 ２０日 ロイター] - 中国証券監督管理委員会（ＣＳＲＣ）は２０日、国内不動産部門への民間投資を促すための試験的なプログラムを始めた。第１弾として少なくとも３０００万元（４３７万ドル）の資金調達が実現する可能性がある。

ＣＳＲＣによると、機関投資家などの最低投資資金は１０００万元以上で、住宅や商業用住宅、インフラ事業などが投資対象になる。

また、適格外国有限責任組合（ＱＦＬＰ）を通じて外国人投資家が参加することも奨励しているという。

上海に拠点を置くE-house China Research and Development Instituteのアナリスト、Yan Yuejin氏は、新規住宅の供給や不動産業界の合併・買収のための資金調達を支援すると説明。「不動産会社の不良債権処理も資本支援を通じて後押しする」と指摘した。