- 2023/02/24 掲載
円、134円台で神経質な動き=次期日銀総裁の発言注視―東京市場
24日午前の東京外国為替市場の円相場は、国会での次期日銀総裁候補、植田和男氏の所信表明を受け、神経質な動きとなった。金融緩和政策を継続する姿勢が示されると、1ドル=134円台後半に下落。その後、134円台前半まで上昇する場面もあった。
市場では「踏み込んだ内容はなく、反応は限定的」(大手証券)、「市場を混乱させないよう慎重に発言している」(資産運用会社)などの声が聞かれた。正午現在は134円76~77銭と前営業日比04銭の円安・ドル高。
東京株式市場では、金融政策の修正観測が後退し、三井住友フィナンシャルグループなどメガバンク株が値を下げた一方、低金利継続への思惑から三井不動産などの大手不動産株は堅調だった。
【時事通信社】 〔写真説明〕1ドル=134円台を付けた円相場と日経平均株価を示すモニター=24日午前、東京都中央区
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