- 2023/02/27 掲載
次期世銀総裁、米国指名の候補を主要国が前向きに評価
フランスのルメール財務相はインドで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議での記者会見で、バンガ氏は「世銀にとって非常に良い候補」と評価。最終回答の前に面会することを楽しみにしていると述べた。
ドイツのリントナー財務相はバンガ氏の民間部門での経験は、気候変動対策や開発プロジェクトに民間投資を動員する上で役立つ可能性があるため、指名は「注目に値する」と述べた。ドイツは「大きな関心」を払っており、この指名に「共感」すると表明した。
同国のシュルツェ経済協力・開発相は21日に次期総裁には女性が望ましいと述べていたが、一転して支持に前向きな姿勢が示された。
世銀は第二次世界大戦後に設立されて以来、最大の出資国である米国が指名した人物が歴代総裁を務めてきた。
世銀は3月29日まで各国から次期総裁の候補者を募っている。世銀理事会は5月初旬までに次期総裁を選出する意向。
事情に詳しい関係筋は、米国による迅速な候補指名を受けて多くの途上国が独自の候補者を擁立すべきではないと考えていると述べた。
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