ゴールドマン、きょう投資家説明会　中期目標発表へ＝アナリスト

[ニューヨーク ２８日 ロイター] - アナリストによると、米金融大手ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・ソロモン最高経営責任者（ＣＥＯ）ら経営陣は２８日に投資家説明会を開き、中期財政目標を発表する見込み。

１５─１７％としている有形株主資本利益率（ＲＯＴＥ）の中期目標について最新情報を提供するとみられる。昨年は金利上昇により案件が急減したため、ＲＯＴＥは１１％とアナリストの予想を下回った。

フィンテック部門「プラットフォームソリューション」の収益見通しや、トレーディングと投資銀行業務への依存度を下げるというソロモン氏の計画にも投資家は注目している。

モーニングスターのアナリスト、マイケル・ウォン氏は「経済環境が依然不透明なため、今後１年かそれ以上業績が低迷する可能性がある。投資銀行と資産運用部門は収入が圧迫されるだろう」と述べた。

「トレーディングは不確定要因だ」と指摘し、過去数年堅調だった市場部門は短・中期的に失速する可能性があるとの見方を示した。