ＥＣＢ利上げ、9月までの終了「望ましい」＝仏中銀総裁

［パリ　１日　ロイター］ - フランス中央銀行のビルロワドガロー総裁は１日、議会委員会で証言し、同国のインフレ率が今年前半にピークを打つ公算で、重大な国際的事象が起こらなければリセッションのリスクは排除可能との認識を示した。

インフレ率は２０２４年末から２５年末までに欧州中央銀行（ＥＣＢ）の目標である２％程度に戻ると予想した。

欧州中央銀行（ＥＣＢ）の金融政策について「２２年７月に開始した『ダッシュでの』政策正常化は今、長距離レースのような新たな局面を迎えている」とし、今後はより穏やかな利上げになるとの見方を示した。

利上げの終了時期はまだ示すことはできないものの、夏まで、遅くとも９月までに終わるのが「望ましい」とした。

フランス中銀は３月２０日に示す経済予測で、２３年の成長率を昨年１２月に示した０．３％から若干上方修正する予定。