- 2023/03/02 掲載
メキシコのインフレ、目標への回帰は想定より長期化=中銀
中銀は今年第4・四半期のインフレ率を前年同期比4.9%と予想、従来の4.1%から上方修正した。
上方修正は「コアインフレが好ましい動きを示していない上、想定よりも粘り強く推移している事実」が基本的な要因だと説明した。
現時点では、インフレは2024年第4・四半期までに目標の3%を中心とする上下1%の範囲に接近するとみられるとし、従来よりも1四半期ほど遅い時期を見込んだ。
中銀は21年6月に開始した利上げサイクルで政策金利を合計700ベーシスポイント(bp)引き上げている。
中銀の四半期報告は、これまでの利上げを考慮すれば、次の利上げは「より小幅になる可能性がある」とした。
中銀のロドリゲス総裁は「われわれが既に実施した金融政策を考慮することを、私は強調したい。今回の利上げサイクルでは既に政策金利を合計700bp引き上げた」と発言。今後はインフレおよびインフレ期待の動向を注視し続けると表明した。
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