テスラ、メキシコ初の新工場で6000人雇用創出へ＝メキシコ高官

[メキシコ市 １日 ロイター] - 米電気自動車（ＥＶ）大手テスラがメキシコ初の自動車工場で最大６０００人の雇用を創出するほか、一段の投資を視野にメキシコ中央部でのバッテリー生産を検討していると、メキシコ高官が１日、述べた。

メキシコのロペスオブラドール大統領は２８日、テスラがメキシコ北部ヌエボ・レオン州に新工場を建設すると発表した。政府高官によると投資額は５０億ドルを超える見通し。

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）は１日に開催される「インベスター・デイ」のイベントで詳細を発表する予定。

メキシコのマルタ・デルガド外務次官は、テスラが新工場建設でヌエボ・レオン州を選んだのは同州が米国との国境に位置し、テスラの本社がある米テキサス州オースティンに近いためと指摘。また同工場では５０００─６０００人の雇用が創出される予定とした。

また、テスラは中央部イダルゴ、ケレタロ、プエブラ各州も視察しており、これらの地域がバッテリー生産の候補地になり得るとした。