• 2023/03/13 掲載

午前の日経平均は続落、米シリコンバレー銀行巡る警戒感で

ロイター

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[東京 13日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比437円90銭安の2万7706円07銭と、大幅続落した。米シリコンバレー銀行の経営破綻を巡る警戒感が重しとなり、日本株市場でも幅広い銘柄で売りが先行した。特に銀行株や保険株など金融セクターの下げが大きく、日経平均は一時500円超安となった。

日経平均は257円安で寄り付いた後も、主力株や指数寄与度の大きい銘柄が軒並み下落したことでさらに下げ幅を広げた。ドル/円相場が前週末の取引時間中より円高に振れていることも輸出株を中心に売り材料となり、日経平均は一時、前営業日比512円安の2万7631円53銭まで下落した。

米シリコンバレー銀行の破綻を巡っては米当局が預金者保護の対応も講じているが、「他の金融機関も経営破綻に陥るのではないかとの警戒感は強い」(国内証券・ストラテジスト)との声が出ている。

T&Dアセットマネジメントのチーフ・ストラテジスト兼ファンドマネージャー・浪岡宏氏は「米連邦準備理事会(FRB)が強力な金融引き締めを行っている中では、銀行に限らず他の業界、企業でも経営破綻が散発的に起こるリスクがある」と指摘、米経済に対する懸念が日本株の重しになっていると話す。目先の日経平均については「米国株がどういう動きをするかに左右されるのではないか」とみており、マーケット参加者は米市場の動向を注視しているという。

TOPIXは2.02%安の1990.60ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆7095億3700万円だった。東証33業種では、海運業以外の31業種が値下がり。銀行業、保険業、証券業の下げが目立った。

個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループが4%安、みずほフィナンシャルグループが5.5%安、三井住友フィナンシャルグループが4.9%安となった。

一方、良品計画が3%高、ニトリホールディングスが1.2%高と底堅く推移。円高進行が好感されたほか、「小売企業の月次統計が好調な点も支援材料となったのではないか」(別の国内証券・ストラテジスト)という。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが57銘柄(3%)、値下がりが1770銘柄(96%)、変わらずが8銘柄(0%)だった。

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