- 2023/03/15 掲載
米銀破綻による影響の有無、感度高く見ていく必要ある=日銀総裁
[東京 15日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は15日、衆院財務金融委員会でシリコンバレー銀行(SVB)など米銀が破綻したことについて、今後の影響があり得るか「感度を高くしてよくみていく必要がある」と語った。
黒田総裁はスイス・バーゼルで行われた国際決済銀行(BIS)中央銀行総裁会議に出席し、帰国したばかり。同会議でも米銀の破綻が世界の金融市場に対する影響があるか議論されたが、米政府や米連邦準備理事会(FRB)が迅速に対策を講じたことにかなり安堵(あんど)した感じがあった、と述べた。藤岡隆雄委員(立憲)への答弁。
黒田総裁は4月8日に任期を終える。日銀が実施してきた量的・質的金融緩和について、日本経済をデフレではない状況にするために大きな役割を果たしてきたと説明。2%の物価安定目標実現に向けて現在の金融緩和を続ける必要があるとし、副作用対策は「今後とも十分考えていく必要がある」と語った。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR