• 2023/03/17 掲載

CTA、債券乱高下で運用成績悪化

ロイター

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[香港 16日 ロイター] - トレンド・フォロー(追随)型のヘッジファンドなどCTA(商品投資顧問業者)の運用成績が過去1週間の債券市場の乱高下で悪化している。

CTAは金利上昇を予想していたが、損失を埋め合わせるため、株式を売却しているという。複数の金融機関が指摘した。

UBSの分析によると、CTAは13日までの3日間でファンドの価値が4.3%減少。

CTA上位20社の動向を示すSG・CTAインデックスは13日に過去最大の4%低下した。米シリコンバレー銀行(SVB)破綻以降、金利のボラティリティーが極度に高まったことが背景だ。

UBSのアナリストは、CTAに関するリポートで「全ての資産クラスがマイナスの寄与となったが、大半は債券と株式による損失だ」と指摘。

「対応策としてCTAは株式のロングポジションを大幅に削減している。SVBの破綻発表後、250億─300億ドル相当の株式が売却された」と述べた。

15日にはクレディ・スイスの経営不安から債券市場は一段と混乱し、債券のボラティリティーを示すICE・BofA・MOVEインデックスは2008年の金融危機以降で最高の水準となった。。

モルガン・スタンレーのアジア・クオンツ・リサーチ・ヘッド、ギルバート・ウォン氏は「金融環境が非常にタイトになっているということだ。日中の値動きも非常に不安定になる」とし、顧客に注意を呼びかけた。

同氏は、目先グロスとネットのエクスポージャーを減らし、市場の高いボラティリティーに備えた方が良いとの見方を示した。

CTA戦略は昨年、成功を収めた。市場で金利上昇見通しが強まり、ドルが長期にわたって上昇したためだ。多くのCTAは、インフレの高止まりで金利上昇見通しが強まると予想していた。

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