ＮＹ円上伸、１３１円台後半

【ニューヨーク時事】１６日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、対ユーロでの円高が対ドル相場にも波及し、約１カ月ぶりに１ドル＝１３１円台に上伸した。午前９時２２分現在は１３１円９０銭～１３２円００銭と、前日午後５時比１円５２銭の大幅な円高・ドル安。対ユーロは１ユーロ＝１３９円４０～５０銭と、１円６６銭の円高・ユーロ安。

欧州中央銀行（ＥＣＢ）はこの日の定例理事会で０．５％の利上げを決定。スイス金融大手クレディ・スイスの経営不安を背景に金融市場の動揺が続く中、市場では利上げ幅を０．２５％にとどめるのではないかとの観測もあったことから、一時はユーロを買い戻す動きが強まった。ただ、その後は円買いが優勢となった。

【時事通信社】