中国ＥＶ大手ＢＹＤ、国内2工場でシフト削減＝関係筋

［上海　２１日　ロイター］ - 中国の電気自動車（ＥＶ）大手、比亜迪汽車（ＢＹＤ）は国内の２つの組み立て工場のシフトを削減した。事情に詳しい関係者がロイターに明らかにした。世界最大の自動車市場である中国における需要の冷え込みが、最も売れている国産ＥＶブランドにも影響していることの表れ。

関係者３人の話と、ロイターが確認した今月送付された社内メモによると、ＢＹＤは同社最大の製造拠点である陝西省西安工場の一部の従業員に対し、週４日のみの勤務を求めた。同工場は１日８時間労働の２交代制で操業している。

関係者４人の話によると、広東省深セン工場もシフトを１日３交代制から２交代制に減らした。

ＢＹＤは社内メモでシフト削減の理由には言及しなかった。関係者の１人は、同社は年初以降、業界全体が内需の冷え込みに直面しているため生産を抑制していると述べた。

ＢＹＤはコメントを控えた。