- 2023/03/27 掲載
「循環経済」へ産官学組織=今夏発足、工程表策定へ―経産省
経済産業省は27日、従来廃棄されてきた製品や原材料などを再利用し、限られた資源を有効活用する「循環経済(サーキュラーエコノミー)」実現に向け、産官学の連携組織を今夏にも発足させる方針を決めた。政府の「GX(グリーントランスフォーメーション)実現に向けた基本方針」では、今後10年間で官民が2兆円超を投じて資源循環市場を拡大するとしており、具体的な工程表を策定する。
27日の有識者会議で、西村康稔経産相は「循環経済への移行は挑戦だが、経済安全保障や持続可能性を同時に実現しながら新たな成長につなげていく」と強調した。
連携組織では、再生材や植物由来のバイオ材の導入、廃棄物削減などの目標を設定。サプライチェーン(供給網)全体の資源循環を「見える化」する「情報流通プラットフォーム」の2025年の立ち上げを目指す。
【時事通信社】
PR
PR
PR