- 2023/03/28 掲載
米財務次官、預金の安全性確保を強調 必要なら再び対応へ
リャン氏は上院銀行委員会での証言準備原稿で、連邦政府が過去数週間に取った断固とした行動が、国民の信頼回復や預金者保護、銀行システムの流動性改善につながったと指摘。
「銀行・金融システム全体の動向を引き続き注意深く監視している。イエレン財務長官が述べたように、われわれは重要な手段を用いて影響波及を防ぐために迅速に行動した。預金の安全性を確保するために必要であれば、これらの手段を再び使用する」と述べた。
また、多くの金融機関が質の低い信用資産を保有していたことからストレスが生じた2008─09年の世界的な金融危機時の状況と最近の銀行セクターを巡る状況は「非常に異なる」と指摘。
現在の金融システムは危機後の改革で資本と流動性の要件が厳格化されたことで、15年前よりも「かなり強固だ」とした。
シリコンバレー銀行とシグネチャー・バンクの破綻を巡る連邦準備理事会(FRB)の調査に支持を表明し、調査が規制・監督上の対応に反映されるだろうと述べた。
「銀行が今日直面しているリスクや課題に対して、銀行規制や監督が適切であることを確認しなければならない」とし、多様でダイナミックな銀行システムの重要性を強調した。
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