【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）は２７日、バー副議長（金融規制担当）が２８日に行う議会証言の準備書面を公表した。その中でバー氏は、米中堅銀行シリコンバレー銀行（ＳＶＢ）の経営破綻について、取引相手が特定業界に偏り、資産規模を短期間で急拡大させるなど「経営失敗の教科書のような事例だ」との見解を示した。

また「すべての預金は安全だと保証する」と表明。銀行システムの健全性を保つため、「いかなる規模の金融機関に対しても、必要ならあらゆる措置を講じる用意がある」と強調、金融安定に努める意志を明確にした。

【時事通信社】