- 2023/03/30 掲載
原発延長法案、審議入り=「60年超」運転可能に―衆院
既存原発の「60年超」運転を事実上可能にする「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法案」が30日午後、衆院本会議で審議入りした。東京電力福島第1原発事故後に「原則40年、最長60年」と定めた従来の運転期間ルールを見直し、電力の安定供給と脱炭素化の実現に向け、原発の最大限活用にかじを切る。
法案は、電気事業法と原子炉等規制法、原子力基本法など5本の改正案を一本化した「束ね法案」。既存原発は既存ルールを踏襲しつつ、安全審査などに伴う停止期間を算入しないことで事実上「60年超」運転を可能にする。運転開始30年以降は、10年以内ごとに原子力規制委員会の審査・認可を受ける仕組みも導入する。
【時事通信社】 〔写真説明〕運転開始から40年を超えて全国で唯一稼働中の関西電力美浜原発3号機=福井県美浜町
PR
PR
PR