米テスラ、太陽光パネル事業の設置目標未達とのリポート否定

[３０日 ロイター] - 米電気自動車（ＥＶ）大手テスラは太陽光パネル事業について、競合他社との厳しい競争により、建物の屋根に置くパネルの設置目標が大幅に未達となったとするウッド・マッケンジーのリポートを否定した。

同リポートによると、２０２２年にテスラの週当たりの平均設置枚数は２１枚となり、２１年の目標である１０００枚を大きく下回った。イーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）は２２年の予想を示していない。最も好調だった第１・四半期の設置枚数は週当たり３２枚だったという。

テスラはツイッターで「（実績と）大きな差があり間違い」と指摘した。

同社は１６年に太陽光発電の米ソーラーシティーを買収し、同事業に参入した。

ウッド・マッケンジーはテスラの太陽光パエル設置数は複数の州のデータに基づいているが、市場規模が大きいカリフォルニアなどを踏まえているため全国の実態を正確に捉えていると説明。

同社のアナリストは、競合するＧＡＦエナジーの屋根設置型太陽光パネルシステムは「普及を実現する上でより有利な立場にある」と分析した。