ブラジル鉱工業生産、1月は前月比0.3％減少　下降トレンド顕著

［サンパウロ　３０日　ロイター］ - ブラジル地理統計院（ＩＢＧＥ）が３０日発表した１月鉱工業生産は前月比０．３％減少した。ロイター調査によるエコノミスト予想中央値と一致した。高金利の中、マイナスのトレンドが改めて示された。

昨年１２月は２カ月連続の増加から横ばいに転じていた。

ＩＢＧＥの調査担当マネジャー、アンドレ・マセド氏は「昨年末には鉱工業生産が一定の改善を示していたが、２０２３年は減少で始まり、最近の落ち込みを取り戻すにはなお程遠い状況」と述べた。

ＩＢＧＥによると、鉱工業生産は新型コロナウイルス禍前の水準を依然２．３％下回っている。

前年比では０．３％増加したが、増加幅は予想の１．３％を下回った。