- 2023/04/03 掲載
スイス検察、UBSのクレディ・スイス買収を調査
首都ベルンの検察当局は政府関係者、規制当局、同2社の幹部が刑法に違反した可能性を調査しているという。クレディ・スイスを巡る動きには調査を必要とする「多くの側面」があり、検察当局の「権限対象に入る可能性のある犯罪を特定する」ための分析が必要と声明で述べた。
「検事総長事務所はクリーンなスイスの金融センターに貢献するという使命と責任を積極的に果たすことを望んでおり、その責任範囲内にある問題に対して直ちに行動を起こせるよう、監視システムを設置した」と説明した。
買収合意のどの側面が調査対象となるかや、調査期間は明らかにしなかった。
UBSとクレディ・スイスはコメントを控えた。
UBSは3月19日、クレディ・スイスを30億スイスフラン(33億ドル)で買収すると発表。関係筋によると、早ければ4月末までの買収完了を目指している。
スイスの国民や政治家の間では、政府とスイス国立銀行(中央銀行)による流動性支援および損失の保証が2600億フラン近くに上ることに懸念がある。
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