- 2023/04/03 掲載
インド当局、アダニのオフショア取引調査 創業者の兄が関連=関係筋
関係者によると、この3法人は過去13年にわたり、アダニ・グループの非上場企業と複数の投資取引を行った。
創業者ゴータム・アダニ会長の兄ビノド氏は3法人の実質的な所有者か役員、または関係者という。
インドの法律では、上場企業の直系親族、プロモーターグループ、子会社が関連当事者と見なされる。プロモーターグループは、上場企業の株式を大量に保有し、会社の方針に影響を与えることができる組織と定義される。
関連当事者との取引は情報開示が求められ、一定の水準を超える場合は株主の承認が必要となる。インド証券取引委員会(SEBI)は、情報開示をしていないことが規則違反に当たるか調査しているという。規則違反と認定した場合、課徴金を科すのが一般的。
アダニ・グループの広報担当者はビノド氏について、アダニ家の一員でプロモーターグループであるが、グループの上場会社やその子会社で管理職には就いていないと説明し、「このことは、報告義務のある他の全ての重要情報と同様、過去に規制当局に報告し必要に応じて開示している」と述べた。オフショア法人に関する当局調査についてはコメントしなかった。
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