仏製造業ＰＭＩ、3月は47.3へ下方修正　需要低迷で縮小続く

仏製造業ＰＭＩ、3月は47.3へ下方修正 需要低迷で縮小続く

[パリ ３日 ロイター] - Ｓ＆Ｐグローバルが３日発表したフランスの３月の製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）改定値は４７．３と前月の４７．４から低下した。需要の低迷が続いていることが示された。

速報値の４７．７から下方修正された。速報値からの下方修正は３カ月連続。

Ｓ＆Ｐのシニアエコノミスト、ジョー・ヘイズは仏製造業の景況感悪化が止まらないのは経済の強さに疑問を投げかけるものだ」と述べた。

「生産量と新規受注は昨年末ほどの急激な落ち込みはないが、購買活動の大幅な減少、在庫の取り崩し、景況感の軟化が下振れ状態を示している」と分析した。

生産指数は過去９カ月のうち７カ月で拡大と縮小の分かれ目となる５０を下回っており、回復の兆しは見られない。将来の生産量に関する指数は４７．６と３ポイント以上低下した。

Ｓ＆Ｐグローバルによると、市況が弱まる中でフランスの製造業者は３月に原材料の入手が容易になったと報告しており、サプライヤーの納期短縮と価格圧力の緩和につながった。