- 2023/04/03 掲載
HSBC、アジア事業分離改めて反対 香港個人株主に否決呼びかけ
香港を拠点とする投資家グループを率いる呂宇健氏は、事業分割、新型コロナウイルス流行前の配当水準回復を要求した。HSBCは5月5日の英国での年次総会に先立ち、香港で個人投資家の総会を開いた。
マーク・タッカー会長は、取締役会は全会一致で提案否決を推奨すると表明。呂氏が要求するアジア事業の再編またはスピンオフは顧客と従業員に不確実な期間をもたらし、株主は混乱すると指摘し「多大な執行リスクを伴うかなりの期間に多大なコストが発生することになる。銀行を分割することは、株主の皆さんの利益にならない」と述べた。
収益の柱であるアジア事業の分離は、筆頭株主の平安保険も主張している。
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