米ウェスタン・アライアンス、預金残高が前期比11％減少

[５日 ロイター] - 米中堅銀行ウェスタン・アライアンス・バンコープは５日、第１・四半期の預金残高が昨年末時点から１１％減少したと発表した。同業２行の破綻を受けて、顧客の資金引き出しが増えた。

株価は５日の取引で１２％超下落した。

３月末時点の預金残高は４７６億ドル。２０２２年末は５３６億ドルだった。

保険対象の預金が占める割合は約６８％で、昨年末時点から大幅に上昇した。

トゥルーイスト・セキュリティーズのアナリストは「短期的には収益に大きな圧力がかかるものの、預金に関する圧力が安定したことで、深刻な預金流出を巡る投資家の懸念は緩和すると考えている」と語った。

また、ＲＢＣキャピタル・マーケッツのアナリストはリサーチノートで、ウェスタン・アライアンスの預金減少は大幅だったものの「最終的に同行にとって受け入れ可能で管理可能な結果だ」と考えていると述べた。