イタリア、24年成長率予想引き下げへ　金利上昇など影響＝関係筋

［ローマ　６日　ロイター］ - イタリア政府は来週公表する経済見通しで、２０２４年の成長率予想を引き下げるとみられる。関係者が明らかにした。

金利上昇の影響や欧州連合（ＥＵ）による新型コロナウイルス後の復興資金計画に遅れが出ていることが主な理由という。

政府は昨年１１月、２３年の成長率は０．６％、２４年は１．９％になるとの見通しを示した。

関係筋によると、２３年成長率予想は０．９％に引き上げられる。一方、２４年の予想値は１．８％より低い水準になるとみられる。

イタリアは２６年までに約２０００億ユーロ（２１７８億８０００万ドル）の補助金と融資をＥＵから受けることになっているが、支援条件としてＥＵと合意した目標の達成や既に受け取った資金の歳出計画で遅れが出ている。