ＢｏｆＡ、顧客向け会議中止　講演者がロシア寄りの発言

［６日　ロイター］ - 複数の関係筋によると、米銀大手バンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）は、顧客向けのオンライン会議で途中で切り上げ、顧客に謝罪した。外部の講演者がウクライナ戦争を巡りロシア寄りの発言をしたことを受けて顧客から苦情が出たことが理由。

同行によると、会議では投資判断に影響を及ぼす重要なマクロ経済・政治問題について顧客の理解を深めるため、外部の講演者を呼んで地政学について議論していた。

同行は「外部の講演者は全員独立系の人物であり、示されたさまざまな見解は講演者独自の見解だ。一部の見解に不快感を示した顧客に謝罪する」と表明した。

英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）によると、会議は２日間の日程で４日から開催されたが、米国の対ロシア制裁と米ロ関係に関する３つのセッションが中止された。