ＢＮＰパリバ、投資銀トップ行員向け賞与プールを14％引き上げ

［パリ　７日　ロイター］ - フランス金融大手ＢＮＰパリバが、投資銀行業務に携わる従業員向けの賞与プールを２０２２年は前年比１４％引き上げたことが、規制当局に提出された報告書で７日分かった。

報告書によると、ＢＮＰパリバは２２年、主要なリスクを負う役職にある「マテリアルリスクテイカー（ＭＲＴ）」と呼ばれる従業員を対象とした変動賞与プールとして５億０４００万ユーロを計上。前年の約４億４４００万ユーロから上乗せした。

２２年にＭＲＴに支給された賞与は、総額５億９３００万ユーロに上る。対象となったＭＲＴは７３５人で、２１年より３１人少なかった。

ＢＮＰパリバは報告書で「グループの賞与方針は非常に好調な実績を背景に設定された」と説明している。

同行の法人・投資銀行部門の収益は昨年１５．７％増と、同行の売り上げ増に最も貢献した。

同行で１００万ユーロ以上の収入がある従業員数は、２２年に前年比２６％増の３６９人に増えた。