独ＢＭＷ、今年の販売目標達成に自信　第1四半期は小幅減

[１１日 ロイター] - 独高級自動車大手ＢＭＷは１１日、第１・四半期の自動車販売はマイナスとなったが、通年では小幅増の目標を達成できるとの見通しを示した。

第１・四半期の販売台数は前年同期比１．５％減の５８万８１３８台だった。一方、電気自動車（ＥＶ）は８３．２％増加し６万４６４７台となった。

地域別で増加したのは米国だけで、１１．４％増の８万９７５０台だった。中国は６．６％減少したが、中国経済は今年中に安定化すると予想した。欧州は１．９％減で、ロシア向け輸出の禁止や同国での生産禁止が主な要因。

ＢＭＷは発表文で、「厳しい事業環境」にもかかわらず、２０２３年の予想に引き続き自信を持っているとした。

顧客・ブランド・販売担当役員ピエト・ノタ氏は「２３年通年で小幅な販売増となる軌道上にある」と述べた。フルＥＶと最高級モデルがけん引するとした。