- 2023/04/13 掲載
植田日銀総裁が国際デビュー=「関係築く一歩に」と意気込み
【ワシントン時事】日銀の植田和男総裁は、12、13日に米ワシントンで開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議など一連の国際会議に出席する。会議に先立ち、会場の国際通貨基金(IMF)本部で記者団に「海外中央銀行の方たちと密接な関係を築く第一歩にしたい」と意気込みを語った。9日就任したばかりの植田氏は、戦後初となる学者出身の日銀総裁として、国際舞台での「デビュー戦」を迎える。
日本は今年、先進7カ国(G7)の議長国を務める。植田氏は「活発な議論が進むよう努力したい」とも述べた。
植田氏は国際的にも著名な経済学者で、海外への発信力に期待が高まっている。また、日銀審議委員のほか、国際的な金融会合で議長を務めたことがあるなど経験も豊富。元日銀理事の門間一夫氏は「日本語でも英語でも発信力がある。場数も踏んで慣れている」と述べ、初の国際会議にも太鼓判を押す。
【時事通信社】 〔写真説明〕20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議など一連の国際会議を前に記者団の取材に応じる日銀の植田和男総裁=12日午前、米ワシントン
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