途上国の債務問題、再編計画の合意で進展測る＝世銀総裁

[ワシントン １３日 ロイター] - 世界銀行のマルパス総裁は１３日、途上国の債務問題は合意に至った再編計画によりその進展状況が測られるとの考えを示した。

前日には途上国債務問題に関する円卓会議が国際通貨基金（ＩＭＦ）・世界銀行の春季会合に合わせてワシントンで開催されている。

マルパス氏はロイターとのインタビューで、途上国の債務問題に関しては、国際開発金融機関も債務再編に関連した損失を受け入れるべきだとの中国の主張など、解決すべき課題がまだあるとの見方も示した。

「われわれは債務問題を解決するために取り組んでいる」と強調し、「債務再編の進展は、実際に再編を達成した国によって測られる。ケースバイケースのメカニズムになる」と説明した。

現時点での目標は、２０カ国・地域（Ｇ２０）の共通枠組みで再編を求めるガーナ、エチオピア、ザンビアの３カ国がそれぞれの再編プロセスを確実に進めることだと説明した。

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