- 2023/04/18 掲載
米下院議長「無条件の債務上限引き上げは通過せず」、独自案採決へ
マッカーシー下院議長はニューヨーク証券取引所で講演し、「われわれは無謀な政府支出の影響をリアルタイムで確認している」とし、バイデン大統領が求めている「無条件での債務上限引き上げは下院を通過しない」と言明した。
さらに、連邦政府が手掛けるプログラムの支出を2022会計年度の水準まで減らし、その後10年間の年間での伸びを1%に制限することを目指すとした。
また、米経済が直面する高インフレや金利上昇、サプライチェーン不足、銀行問題に言及し、「手遅れになる前に軌道を修正しなければならない」と述べた。
マッカーシー氏の演説に先立ち、ホワイトハウスのベイツ報道官は「債務上限を巡る責任ある解決策は1つしか存在しない。前政権下で共和党が3回にわたり行ったような瀬戸際政策などではなく、速やかに対処することだ」と述べています。
米債務はすでに現行の上限である31.4兆ドルに達しており、今夏に債務不履行(デフォルト)に陥る可能性がある。
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